- 安心でシンプルな費用
- 円満な交渉力とスピード解決
- 安全な短縮面談とWEB面談
原案:司法書士 相澤 剛 更新
「借金の返済が大変になってきた・・・」
「いつ返し終わるのかわからず、先行きが不安・・・」
このような借金に関する悩みは、「任意整理」で解決できる場合があります!
任意整理は、国が認めた借金救済制度「債務整理」の一つで、借金を減額して返しやすくする方法です。
ほかの債務整理(個人再生・自己破産)と比べると、生活への影響が少なく、簡素な手続きで済みます。
こちらは、その任意整理の特徴や条件、メリット・デメリット、手続きの流れや費用などについてくわしく解説しています。
毎月の返済にお困りで何とかしたい方は、ぜひこの任意整理ページに目を通して解決の糸口をつかみましょう!
任意整理とは、金利を下げたり利息をカットしたりすることで借金を減額できる債務整理手続きです。
通常、消費者金融やクレジットカード会社から借りた元金の金利は15~18%ですが、任意整理交渉によって金利を5%にまで下げることもできます。
金利が下がることで毎月の返済額も総支払額も大幅に減り、完済できる見込みが高くなります。
債務整理には任意整理のほか、個人再生・自己破産などの法的整理もあります。
個人再生・自己破産が裁判手続きであるのに対し、任意整理は裁判所を通さず債権者との交渉で返済計画の見直しを図る任意の手続きです。
個人再生・自己破産と違い、任意整理では元金が減りません。
ただ、手続きは簡素で期間も比較的短く、生活への影響やリスクを最小限にしやすいのが任意整理のメリットでもあります。
任意整理をするとどうなるのか? 以下の例を参考に見てみましょう。
任意整理しない | 任意整理する |
---|---|
借金総額 | |
250万円 | 250万円 |
借入社数 | |
5社 | 5社 |
返済期間 | |
3年 | 3年 |
金利 | |
18% | 5%(※) |
毎月返済額 | |
約9万380円 | 約7万4,927円 |
利息合計 | |
約75万3,703円 | 約19万7,358円 |
総支払額 | |
約325万3,703円 | 約269万7,358円 |
※任意整理後の金利は貸金業者による。利息カットできるケースも。
上記はあくまで概算ですが、任意整理すると毎月の返済額は減り、総支払額も大幅に減少することがわかります。
任意整理で生活面に影響があるとすれば、主に金融機関のサービスが受けにくくなる点です。
任意整理すると、信用情報機関(CIC/JICC/全銀協)に事故情報として5年間残るため、その期間中はクレジットカードの作成やキャッシング、ローンの審査に通るのが難しくなります。
影響といえばこれくらいで、結婚や引っ越し、生命保険の加入、賃貸物件への入居などは問題ありません(保証会社付き賃貸物件は例外)。
任意整理による家族への影響に関しては、ほぼなしと考えて構いません。
お子さんの進学や就職に影響が生じるといったことはないので安心してください。
ただし、任意整理された親御様名義の教育ローンは組めなくなる可能性が高いです。
任意整理は原則、通常の返し方では完済が極めて難しい人に適用される方法です。
借金問題の解決法として任意整理が妥当かどうかは、収入や返済額、職業などの要素から判断されます。
自転車操業の状態で、返済が滞り気味
このまま返済を続けても完済はとうてい困難
利息の返済を減額できれば完済の見込みがある
毎月一定額の支払いを続けるだけの安定した収入がある
残された元金をきちんと完済する意思がある
ある程度の返済実績がある
任意整理では、金利が下がった残りの借金を3年かけて返済していくことになるため、安定した収入があることが条件となります。
上記の任意整理例(5社250万円の借金を3年かけて完済する場合)でいくと、毎月の返済額は7万4,927円。
諸経費や固定費を差し引いた毎月の手取り収入から、7万4,927円返していく生活を3年続けられるかどうかが、任意整理の判断の目安となります。
(最長5年の任意整理案を組める業者も存在します。)
通常の返済方法でもきちんと完済できるだけの資力・経済力がある
利息の返済を減額しても完済できるだけの見込みがない
借り始めたばかりでほとんど返済実績がない
任意整理は、返済が困難でかつ残りの借金を完済できる見込みのある人が利用する手続きです。
通常の方法で問題なく返済できるのであれば、任意整理を検討する必要はありません。
また、返す意思があっても、収入と借入状況に照らして完済の見込みがないと判断される場合は、任意整理ではなく個人再生・自己破産のほうが検討されます。
「ただ返済を楽にしたいから」といった安易な理由で検討する方法でないことは押さえておいてください。
任意整理には以下の6つのメリットがあります。
任意整理により、本来支払うべき将来利息の返済が減額されるため、月々の返済額も総支払額も減って確実に完済へと近づけます。
将来利息とは、現時点から発生して完済するまで支払い続ける利息のことです。
借金の返済が厳しくなる多くの人は、カードローンやショッピングリボに付いてくる金利15~18%の利息がかさみ、返せない状態になっています。
増えやすい利息が減額されて借金がスリム化すれば、家計に余裕が生まれて生活の立て直しも可能になるでしょう。
相手方業者によっては、遅延損害金や経過利息がカットされて和解になる可能性もあります。
遅延損害金 滞納した借金に課される損害賠償金。年率20%で計算
経過利息 最後の返済日から任意整理の和解日までに発生する利息
返済に困っている人はとくに滞納が続いて遅延損害金が高額になっているケースも多いでしょう。
債権者との交渉では、そのような遅延損害金の減額もしくは免除についても話し合われます。
任意整理によって返済利息が減額されるため、毎月の返済額は減りやすくなります。
毎月の返済額が減ることで、家計状況はよくなり、生活に必要な経費にも回しやすくなるでしょう。
任意整理による借金状況の改善で、早期の生活再建が可能となります。
任意整理で3年という返済期間が設定されるため、ゴールが明確になります。
利息が積み重なる通常の返済だと、完済日がいつになるのか、最終的にどれくらい支払うことになるのかの予測がつきません。
任意整理にはそのような借金による生活不安を解消し、生活再建への道筋をつけるメリットがあるのです。
任意整理で返済の督促がストップするのもメリットです。
弁護士・司法書士から債務整理の受任通知を受け取った債権者は、それ以降債務者への連絡が禁じられます。
電話をかけて返済を要請したり、督促状を送ったりすることもできなくなるわけです。
債権者と新たな返済契約のもと和解し、返済が再開するまで、借金のことはひとまず忘れて日常生活を送れます。
自己破産手続きでは世帯収入を調べたり、場合によっては退職金の有無の申告が必要だったりするため、家族や職場に隠し通すのが困難です。
任意整理手続きでは家族や職場を巻き込むような書類集めもないため、周囲に知られずに手続きを終わらせることも難しくありません。
また、先述の通り、任意整理の受任通知が債権者に届けば、督促の電話も督促状も来なくなります。
反対に返済が苦しくなって滞納気味になれば、督促の電話がしきりに入るため、秘密にしている人はバレやすくなります。
任意整理のデメリットは以下の4つです。
任意整理すると、その情報が信用情報機関に登録され、いわゆる“ブラックリスト”状態となります。
任意整理や個人再生、自己破産などの債務整理情報は、契約内容にもとづく通常の返済ができなかった「事故情報」となり、以下のようなお金に関するサービスの利用に制限がかかります。
クレジットカードの新規作成
キャッシングやショッピングリボ、銀行カードローンの利用
各種ローンサービスの利用
保証会社付き賃貸マンションの入居
スマートフォンを分割払いで購入
任意整理では、個人再生や自己破産などほかの債務整理と異なり、元金は減額されません。
借金から完全に解放されるわけでなく、3年の間は返済生活が続きます。
なかには元金の返済も滞って「2度目の任意整理」「任意整理に失敗して自己破産」となどのケースもあるため、最後まで気を抜かず返済に徹する姿勢が大切です。
ブラックリストになって金融機関のサービスを受けられなくなってもそれは登録期間中のことで、登録解除(5年)になれば再び利用できることもあります。
しかし、任意整理した会社が相手だと、そうはいきません。
任意整理の記録は、信用情報機関では5年で消えても、その会社が独自に管理するデーターベースには残り続けます。
整理対象とした会社との再取引はブラックリスト登録解除後も難しくなる可能性が高いです。
任意整理の手続きでは裁判所を介さないため、ほかの債務整理より短い期間で終わります。
手続き期間は相談から和解成立までおよそ2~4ヶ月です。
債務額の調査に1ヶ月程度要するのは、取引履歴の開示に日数がかかるためです。
取引履歴の開示期間は貸金業者ごとに異なります。
返済は受任通知ともにいったんストップし、任意整理の和解成立後に新たな返済プランのもとで再開となります。
任意整理が決まったら、弁護士・司法書士は債権を持つ貸金業者に対し、債務整理の開始を通知する「受任通知」を行います。
この受任通知により、債権者からの取り立ては止まります。
直接電話がかかってくる心配もありません。
債権者からの連絡や郵送物は、任意整理を受任した事務所を経由して行われます。
受任通知がなされるのは、一般的に受任の即日です。
債務整理の事故情報登録も、受任通知後になります。
これ以降は新たな借入やクレジットカードの作成ができなくなるため注意してください。
任意整理の手続きがはじまり和解がなされるまでの間は返済が中断されます。
返済がストップする「取引履歴の開示や債務額の調査」中の時間を使い、事務所への報酬を支払います。
任意整理を弁護士・司法書士に依頼する場合、整理対象の業者1社単位で事務手数料が発生します。
手続き終了後も弁護士・司法書士への受任を継続し、返済代行を利用する場合は、返済代行手数料を毎月支払います。
(返済代行を行わない事務所も存在します。)
任意整理の費用は、1社あたり3~5万円が相場です。
もちろん弁護士・司法書士によって開きがあり、2万円程度の良心的なところもあれば、10万円かかる高額事務所もあるなど、さまざまです。
とくに大量広告で集客を狙う弁護士・司法書士はビジネス色が強く、高額な費用になりがちです。
ちなみに、相澤法務では任意整理の費用を1社あたり54,780円(税込)で受任しております。
返済代行とは、債権者への返済を事務所に代行してもらうサービスです。
返済代行にかかる費用は事務所ごとに異なりますが、一般的に毎月1,000円程度です。
コストはかかるものの、以下のようなメリットもあるため必要な人には選ばれています。
◎返済代行のメリット
複数の返済窓口を一本化できるため、返済の管理がしやすくなる
事務所が返済管理を代行してくれる
返済が遅れても債権者から連絡は来ない(督促状や電話連絡は事務所経由)
×返済代行のデメリット
1社1,000円だと5社任意整理する場合は、返済代行手数料のみで毎月5,000円かかってしまう(もう1社任意整理をするのと同じような金額となる。)
ネット銀行の自動送金サービスを利用すれば、返済代行手数料よりもはるかに低廉でほぼ同じサービスが受けられる。
返済代行を利用できるかどうかは選ぶ事務所次第です。
任意整理の料金体系については、事務所選びの際にきちんと確認しましょう。
任意整理に関してよくある質問および回答をまとめましたので、こちらも参考にしてください。
スマートフォンがないと仕事に差し支える
保証人への影響を避けたい
金利の低いサービス
一括弁済しか認めない強硬な業者
利息の返済が減額され残りの借金を3年で完済
裁判所を通さないため手続きが簡素
過払いになれば元金も減額
通常の返済では完済ができない人
残された借金を完済するだけの安定した収入がある人
返済負担が減り、ゴールが明確になる
督促がストップする
生活や家計が好転する
借金の秘密がバレにくい
ブラックリストに登録され、金融機関サービスに影響
元金の支払い義務は残る
整理した会社から2度と借りられなくなる
手続き期間相談から和解までおよそ2~4ヶ月
1.相談1社あたり3~5万円の事務手数料
返済代行を利用する場合、毎月1,000円の手数料
苦しい借金の問題を放置すると状況は悪化するばかりなので、早めに動くことが大切です。
今ある借金の返済が厳しいのなら、弁護士・司法書士に相談し、債務整理や任意整理で解決できないか検討しましょう。
相澤法務事務所でも、債務整理や任意整理に関する相談を無料で受け付けておりますので、借金返済にお困りの場合はご連絡ください。