原案:司法書士 相澤 剛 更新
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2021年1月現在
過払い金 × キーワード大辞典
弁護士・司法書士業界でこと過払い金請求の分野では超有名な司法書士あいきんくんが、Google検索に出てくる予測変換キーワードに対する答えをユーザー目線で上から順番に答えまくるシリーズ!
2021年1月現在
<わ行>では次のキーワードが多く検索されてるね。
「過払い金 わ」で検索した上位キーワード。
わ行の1位は「和解 相場」。
過払い金の和解の相場って
どれくらいなんだろうね?
2位の「罠」。
罠なんて…なんだか怖いよね。
過払い金で罠にはめられる?!って思ってる人が多いって事かな?
3位は「和解書」。
どんな内容なのかな?
必ず作成するものなの?
などなど詳しい内容を説明しよう!
WOW!わ行もいい感じ!
ではではっ「過払い金 わ行」について。
ワンダフルで解りやすい解説でいってみよう(笑)
和解とは法律用語で、民法の規定によってお互いに譲歩しあって解決することだね。
示談の方が一般的に知られている言葉かも。
じゃあ、過払い金で和解した場合の相場はいくらくらいなんだろう?
Q:過払い金の和解の相場は?
A:裁判したら消費者金融系が8割、クレカ系がほぼ10割だね。
過払い金を計算すると100万円出たって場合も、自動的に業者が全額返還してくれるわけではない。
最近は請求件数が増えてきたから値切られるケースが一般的で、裁判所でお互い主張しあって和解するんだ。
和解相場はいわゆる返還率でもあるんだけど、それは業者の財政状況によって変わってくる。
基本的に消費者金融系の方がクレカ系より出し渋ることが多いね。
裁判しなければ消費者金融系は5割くらい、クレカ系は7割くらいで、大手事務所は裁判の手間を省くためにここらへんで手を打ってるかもしれない。
専門家じゃない個人が請求すると、足元を見られてもっと低く提示されることも…。
過払い金で罠にはめられると疑ってる人が多いんだね。
関係者には金融業者、法律事務所などの代理人、依頼者がいるけど、依頼者が罠をしかけることはないよね。
で、業者は法律に反しちゃうから罠をしかけて過払い金を減らすこともしない。
一方、過払い金ビジネスは法律事務所にとって実入りのいい仕事だから、しつこいくらいCMをやって集客している。
ビジネスのルールとして、事務所が業者に罠をしかけることはないけど、依頼者をだまして少しでも儲けようとする場合はあるかもしれない。
あるとしたら、一番関係なさそうな代理人に罠の臭いがするかな…。
金融業者と交渉しており合った際に、和解内容を記した書面が和解書だよ。
和解書にはどんな内容が記されているんだろう?紹介するよ。
Q:和解書には何が書かれている?
A:過払い金の返還額、いつ返還するか、返還する方法、署名捺印だよ。
Q:過払金はいつ振り込まれる?
A:早くて1か月、通常は1~3か月くらいだね。
Q:和解書は必ず作成しなきゃいけないの?
A:トラブルを防ぐためにも書面で残した方がいいよ。
和解は口頭でも成立するけど、言った言わないのトラブルにもつながりやすいんだ。
署名捺印した和解書は法的拘束力が強くなるから、ちゃんと書面で残してしっかり返還してもらうようにした方がいいよ。
返還する方法は、代理人の事務所の口座に振り込むケースが多い。
そこから手数料や報酬を差し引いて、自分の口座に振り込んでくれるよ。
過払い金に関しては、色々な「わからない」が存在してそうだね。
Q:なんで返ってくるのかわからない?
A:昔の金利ではお金を払いすぎてて、それを返してもらってるってことだよ。
Q:どの業者で借りたかわからない?
A:これがないと請求できないから、思い当たる所は全部問い合わせてみよう。
Q:本当に返ってくるかわからない?
A:条件に合致していれば、必ず返ってくるよ。そこは安心して。
過払い金っていう言葉だけじゃ、その仕組みとか、いろいろわからないこと多いよね。
あと、結構昔の話だから、自分がどこから借りたのかわからないとかも多いみたい。
でも業者名がわからないと過払い金請求のしようがないから、引き出しをひっくり返してみたり、思い当たる業者すべてに電話して問い合わせてみるしかないね。
もしも思い当たる節がある人は、ちゃんと返ってくるから、弁護士や司法書士に相談しよう!
過払い金請求の流れって、知ってるようで意外と知らない、なんてことも多いものだよ。
Q:過払い金請求の流れってどうなってるの?
A:請求→交渉→和解・示談、という流れが一般的だよ。
Q:和解したあとはどうすれば良いの?
A:基本的にはお金が正しく振り込まれるまで待ちかな。
Q:振り込まれるまでの期間は?
A:業者によってさまざま。数ヶ月掛かる場合も多いから認識しておこう。
過払い金請求って、請求したり交渉したりしている時って結構動きがあって安心なんだけど、和解してから振り込まれるまでは動きがパタッとなくなってしまって、不安に思う人も多いみたいだね。
でもその間もちゃんと物事は進んでいるから安心して欲しいし、そもそも前提条件として、過払い金請求を事務所とかに依頼した場合、お客さんがしなければならないことってほとんどないのが実際のところなんだ。