- 安心でシンプルな費用
- 円満な交渉力とスピード解決
- 安全な短縮面談とWEB面談
執筆:司法書士 相澤 剛 更新
後悔してからじゃ遅い!プロミス過払い金請求前に必ず確認しておきましょう。
プロミス過払い金は気になるが、何かデメリットやリスクはないのかが気になり、過払い請求を躊躇している方は多いと思います。
プロミスは現在、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCコンシューマーファイナンス)となり、合併などの影響でプロミスの過払い金請求には取引内容によって複数パターン(純粋なプロミス取引・旧三洋信販・旧アットローン・旧クオークローンからの切り替え・譲渡)がありますので注意が必要です。
これらに関連し、プロミス過払い金デメリットリスクと信用情報(ブラックリスト)との関係、他社カードへの影響、今後の審査への影響など、依頼者からよくある質問を参考に、考えられる過払い金プロミスデメリットリスクを説明していますので、ご依頼の際の参考にして下さい。
いわゆるブラックリスト(信用情報)に登録されるとカードが作れなくなると言われていますが、2024年現在「完済」してからの過払い金請求のみであれば信用情報にまったく影響はありません。そのためプロミス過払い金を請求してもデメリットやリスクにはなりません。
なお、「返済中」で手続きした場合で、引き直し計算後「借金が残るケースのみ」が債務整理扱いになる可能性があります。下記の図を確認して下さい。
いろいろと信用情報が気になる方は、きちっとプロミス借金を全額完済してから手続きすることをお勧めします。
※信用情報登録については、相澤法務事務所が内容を保証するものではないので、詳しくはプロミス又は各信用情報機関へ直接お問い合わせください。
手続き前 | 手続き後 | 信用情報 |
---|---|---|
借金0 | 過払いで解決 | 「完済」のまま変わらず |
借金50万 | 過払い金返金で解決 | 「返済中」→「完済」 |
借金100万 | 返済を組み直して解決 | 「返済中」→「債務整理」 |
プロミスへ過払い金請求・任意整理の手続きをした場合、プロミスのカードは使用できなくなります(自動的に解約処理されます)完済後での過払い金プロミスデメリットリスクはこの一点のみご確認いただければよいと思います。
旧三洋信販(ポケットバンク)を取引している場合は注意
旧三洋信販(ポケットバンク)は、現在プロミスと合併しているため、旧三洋信販(ポケットバンク)を返済中の方は、純粋なプロミス取引と含めての手続きとなりますので、注意して下さい。
なお、旧三洋信販(ポケットバンク)時代の過払い金はプロミスへ請求できます。
旧クオークローンを取引している場合は注意
旧クオークローンから、プロミスへ取引を承継している場合(切り替え・譲渡契約)は、原則プロミスを窓口として過払い金の交渉になります。この場合、純粋なプロミス取引と含めての手続きとなりますので、注意して下さい。
旧アットローンを取引している場合は注意
旧アットローンは、現在プロミスと合併しているため、旧アットローンを返済中の方は、純粋なプロミス取引と含めての手続きとなりますので、注意して下さい。 なお、旧アットローンでの取引分は、法定内利息での契約ですので、旧アットローン過払い金は発生しません。
完済後のプロミスで過払い金請求・任意整理の手続きをした場合、現在使用中の別会社のカードには、影響ありません。しかし、プロミス返済中で結果的に借金が残り信用情報に「債務整理」情報が登録された場合は、他社のカード契約更新等のタイミングで、間接的に影響が出る可能性はありますので、ご注意ください。
三井住友銀行カードローンは、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)が保証する契約になっています。この場合にプロミスと三井住友銀行カードローン双方を契約している方で、完済しているプロミスのみ手続きすることは可能で、三井住友銀行カードローンには影響ありません。 なお、手続き中に三井住友銀行カードローン取引で延滞があったりすると、プロミス過払い金での手続きに影響する可能性がありますので注意して下さい。
以前は、消費者金融系のカードへ過払い請求すると、請求した会社のカードは二度と作れないなどと言われていましたが、最近は必ずそうとも言えないようです。別会社ですが、相澤法務事務所で完済後の過払い請求手続きを終えた方で、新たに再発行されている報告(もちろん法定金利内での再契約)がありますので参考にして下さい。
あくまで憶測ですが、徹底的な満額回収をした場合(業者からすると争って解決した扱い)は、審査内容に関わらず、再取引はできにくい傾向にあるようです。
プロミス完済後で過払い金請求のみしたケースなど、信用情報に「債務整理」扱いになっていないケースであれば、プロミスへ過払い手続きした影響はまったくありません。というより、プロミスで手続きした情報を他社が知る余地がありません。
現在すでに住宅ローンを組んで返済中の方は、住宅ローンとカードローンは別契約なので影響ありません。また、今後新たに三井住友銀行で住宅ローンを申し込みする場合にも、信用情報に「債務整理」扱いになっていないケースであれば、まったく影響がないと考えていただいてよいかと思います。
よくグループ会社なので、プロミスに過払い金を請求すると住宅ローンが組めなくなるのでは?と思いがちですが、仮にプロミスから過払い金100万円返還してもらったとしても、今後住宅ローンを組んだ場合の銀行側の利息の利益は、優に1,000万円を超えるものであるため、「過払い請求をした事実のみ」で取引をしないとは考えにくいとご理解いただけると思います。
過払い金プロミスデメリットを表にまとめました
完済済み | 返済中の手続き |
---|---|
ブラックリスト | |
影響なし | 債務整理だと登録対象 |
審査への影響 | |
影響なし | 過払いなら影響なし |
住宅ローン | |
影響なし | 過払いなら影響なし |
他社カード利用 | |
影響なし | 過払いなら影響なし |
基本的に、借金を全額完済した状態での過払い金請求であれば過払い金デメリットプロミスと関係なし。プロミス返済中で手続きする際には、過払い金プロミスデメリットを事前に確認したほうが良い。
過払い金プロミスリスクを簡潔にまとめました。
重要度 | 注意点 |
---|---|
旧アットローン | |
低い | アットローン残ありの場合は確認 |
旧ポケットバンク | |
低い | ポケットバンク残ありの場合は確認 |
三井住友銀行 | |
高い | 完済済みの過払いは影響なし |
他社カード利用 | |
高い | 債務整理でなければ影響なし |
デメリットと同じことが言えるが、借金を全額完済した状態での過払い金請求であれば過払い金デメリットリスクにはならない。プロミス返済中で手続きする際には、過払い金プロミスリスクを事前に確認したほうが良い。
現在のプロミスはSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスとなり、三井住友銀行系となりました。プロミスに過払い金は請求したいけど、ネット上には様々な情報が氾濫し、デメリットやリスクが気になって手続きを躊躇している方も多いと思います。
上記に掲げたデメリットが現在考えられるプロミス過払い金デメリットリスクですので、まずはじっくりと内容を確認していただき、不安を取り除いた上でご相談いただければ幸いです。
最後にプロミス過払い金のデメリットを一言でいえば、今後プロミスカードが利用できなくなる、この一点につきます。完済してからの過払い金請求であれば特に大きなデメリットはありませんのでご依頼の際の参考にしてください。